7月に生駒駅の南側にオープンしたカフェ「Kininalu」さん、8月の下旬にオープンした「くまのパン屋 ウーフ」さんと、喫茶店やパン屋さんの出店が続いている生駒。
また新たに、喫茶とパンが楽しめるお店がオープンしました。11月13日に往馬大社の北側に「パンと喫茶 ミカクロ」さんがオープン。
往馬大社の境内の森が目の前、店から外を眺めれば生駒山の磐座が見渡せるといういるだけで心が洗われそうな場所。この地に昔ながらの建物を改装したほっこりとできる空間が誕生しました。
レトロさが心和らぐ空間
11月13日にオープンした「パンと喫茶 ミカクロ」さん。建物も昭和のテイストが感じられるレトロな趣。
お店の看板もレトロさが感じられる雰囲気になっています。
内観は外観と同様、昔ながらのテイストやレトロさが感じられる趣を残しつつ、内観などは清潔感あふれる雰囲気にリノベーションされています。
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店内には10席程度のカフェスペースが設けられており、パンとコーヒーとともに、往馬大社近くの閑静な空気感とともに、ゆったりとした時間がすごすことができます。
コーヒーとともに楽しめるソフトな優しい味わいのパン
店をオープンされる前、ホテルやカフェなどで経験を積んできたという店主の松下さん。パンは5種類程度が並び、いずれもソフトな食感が味わえるテイストのものが多い印象。
今回、いこまつうしん編集部が選んだのはレーズンバターサンド(180円)。
「バターが好きで、こだわって素材を決めている」というレーズンバターに使われるバターは、高千穂のバターを使用。
高千穂のバターは北国で育てられた乳牛のものと比べて気候が温暖ということもあり、乳脂肪分が少なくさわやかな味わいになるのだそう。生地は表面にカリッと焦げ目がついていることもあって、食感も含めてサクサクと軽快に食べられます。
年代を問わずほっこりとした気持ちになる。そんな優しさが感じられる味わいです。
コーヒーカップにもちりばめられたレトロ感
レトロ感は店舗の内観、外観だけでなく細かい部分にも散りばめられています。
コーヒーカップは昔の純喫茶などにあったようなレトロな器。コーヒーの隣には、ボーロのような小さなお菓子がスプーンとともに盛り付けられています。
店主の松下さんいわく「昔の喫茶店などには当たり前のようにあった」ものたったのだとか。
年配のお客さんには「あーこんなんあったなー」と細やかな部分にも昔らしさが散りばめられています。コーヒーは注文後一杯一杯淹れてサーブするので淹れたての美味しい味わいを楽しむことができます。
「年配の方も含めてゆっくりできる空間にしたい」そう話す店主の松下さん。昔、祖父母に連れられた田舎の小さな喫茶店。
「平成最後の」といろんなところで喧伝される今日この頃。どんどん忘れ去られつつある昭和のテイストが感じられるお店でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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パンと喫茶 ミカクロ
生駒市西菜畑1521
9時オープン/水曜定休