10月1日から、いよいよJR西日本でのPiTaPaカードによるチャージ(入金)不要のポストペイサービスが導入されます。これまで、JRでの利用に関してPiTaPaでもチャージが必要でしたが、今後は対象エリアでは面倒なチャージが不要に。タッチひとつで簡単に改札を通ることができるようになります。
ひょっとすると駅や電車の中などで、このポスター・チラシや案内などは見たことがあるのではないでしょうか?
PiTaPaって名前は知っているけど、今ひとつどんなものなのかわからない。また、今回の制度がどんなものなのかわからない、そんな方も多いのではないでしょうか?
今回、いこまつうしんではPiTaPaについて、そして今回導入されるJR西日本のPiTaPaカードによるチャージ(入金)不要のポストペイサービスについてご紹介。
PiTaPaとは?今回のサービスの概要とは?そして生駒の人にとって今回の導入で生活にどのような変化があるのか…。詳しくまとめてみました!
PiTaPaとは?
以前と比べるとかなり浸透してきている印象を受けるPiTaPaですが、まだまだどんな仕組みなのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは今回話題となっているPiTaPaについて紹介します。
後払いなのでチャージ不要
PiTaPaの他のカードとの違い。それはICOCAなどが前払いの入金が必要なのに対して、PiTaPaは後払い。なので面倒なチャージが必要ありません。クレジットカードの登録が必要となりますが(ベーシックPiTaPa除く)、後払いでまとめて支払う形なので利用額に応じた割引など後払いらではの特典が多いのが特徴です。
カードによってはポイントもたまります!
PiTaPaカードは近鉄をはじめ、在阪の私鉄各社で発行されています。会社によって独自のポイントなどもありお得にご利用いただけます。ちなみに、近鉄の場合はPiTaPaご利用200円ごとに1ポイントたまります。
JR西日本 PiTaPaエリアでPiTaPaが使えるメリットは?
PiTaPaカードによるチャージ(入金)不要のポストペイサービスの導入によって、どんなメリットがあるでしょうか?
我々が紹介している地元・生駒の人々にとってのメリット、そしてPiTaPaが使えるようになるメリットについて紹介します。
対象となるエリアは?
今回導入されるPiTaPaカードによるチャージ(入金)不要のポストペイサービス。対象となるエリアは下記の画像の通りとなります。
東は近江塩津、南は和歌山、西は播州赤穂…。まあ、普段使うぶんには十分ですよね。笑
白浜や城崎はさすがに対象外となっていますが、大体のところは網羅しているのではないかと思われます。
よくJRの決まった区間を利用する!という人は安くて便利に!
今回のJR西日本が10月1日から導入するPiTaPaポストペイサービスによって、これまでよりおトクに電車がご利用できるようになるかもしれません。
利用実績に応じて2つの割引を導入!
今回、JR西日本のPiTaPaポストペイサービスでは、2つの割引制度が。JR西日本の「時間帯指定割引適用区間」における平日の10時~17時の間に入場または出場された場合の利用、土休日の終日(始発列車から最終列車まで)の利用が安くなる時間帯指定割引、利用回数に応じて割引が適用される利用回数割引が導入されます。
利用回数割引で鶴橋〜大阪間などの利用がおトクに!
今回導入される2つの割引のうち、利用回数割引は1カ月間(1日~末日)の同一運賃区間の11回目以降のご利用1回ごとに、運賃の10%が割引されるというもの。
同一運賃区間というのは、同じ運賃区間をひとくくりにするというもの。なので、鶴橋〜大阪間(180円)、鶴橋〜福島間(同180円)のご利用は駅間が違いますが同じ区間を利用したものとして計算されます。
11回目以降割引ということなので、週に2回程度大阪駅の周辺に出るという方は今回の割引制度の導入によってPiTaPaのご利用で安く利用できるようになるかもしれません。
今回例に出したのは鶴橋〜大阪間でしたが、鶴橋〜京橋や鶴橋〜天王寺など、PiTaPaでのポストペイが導入された区間では同様に割引の対象となります。
↓↓↓適用条件など、詳しい情報はこちら↓↓↓
鶴橋でJRから近鉄に乗り換える際に改札に引っかからない
タイトルの通りですが、生駒の人々にとっての一番のメリットは、この点に尽きると思います。笑
これまでのPiTaPaでのチャージ金額からの減額やICOCAのようなポストペイ(前払い)方式だと、運賃相当分の残額が必要。
そのため、ICカードに入っている金額が足りず、改札を通ることができないために「お前何やってんねん」という冷たい目や時に罵声を浴びることもある、あの辛い思いをせずに改札を通ることができることでしょう。
PiTaPaをお持ちの方への注意点!
JR西日本のPiTaPaエリアで、チャージ残額が引き去られなくなります
これまでJR西日本の区間ではPiTaPaを利用した際、チャージされている金額から引き去りされるていましたが、10月1日以降は近鉄電車や大阪メトロなどと同様、ポストペイ(後払い)での引き去りとなります。
これに伴い、注意しなければならないのがPiTaPaに貯まっているチャージ残額分が、JR西日本の対象区間では引き去られないこと。
関西以外ではPiTaPaを使わない、という方は残額がPiTaPaに貯まったままとなってしまうのでご注意を。なお、残額については関東圏をはじめとするJR西日本のPiTaPaエリア以外の全国共通ICカードチャージ金額で利用できますし、券売機ではチャージ金額で切符を買うこともできます。
早めのオートチャージの解除を!
これまで便利だったオートチャージですが、もしかすると今後は利用者にとっては落とし穴となるかも?
仕組みの説明と、そうならないための方法について紹介します。
チャージ残額が残ったままになってしまうかも?!
これまで便利だったPiTaPaのオートチャージ機能。PiTaPaにチャージされている金額が1,000円を下回ると、自動的に金額をチャージしてくれるとても便利な機能です。
しかし、JR西日本エリアでPiTaPaが導入されることに伴って、JR西日本エリアでしかPiTaPaを使わない、そんな方はチャージされたまま残額を引き去る機会がなく、ただ残額が貯まるだけ…。という状況になってしまうかもしれません。
ですので、近畿圏以外でPiTaPaを使わないという方は早めにオートチャージの解除をしておくことをおすすめします。
オートチャージの解除方法
オートチャージ設定の解除は近鉄、大阪メトロ、京阪、阪神をはじめとするスルッとKANSAI加盟各社の主要駅で解除できます。JR西日本の今回PiTaPaによるポストペイがご利用いただけるようになった区間の駅では解除できないのでご注意を。設定の変更は無料でできますが、お持ちのPiTaPaカードとご本人が確認できるもの(免許証、健康保険証、学生証など)の持参が必要です。
PiTaPaカードの更新時期が近づいている方のオートチャージ解除はお早めに!
PiTaPaカードのオートチャージ解除について、更新時期の直前にオートチャージを解除すると、届いたカードの情報が古い状態で届いてしまうのだそう。どういうことかというと、オートチャージが解除されていないまま届くことがあるのだとか。(更新月近づいていたので解除しましたが、私がその犠牲になってしまいました…)
なんでも、古いカードから新しいカードに情報が上書きされるのに、システム上2ヶ月くらい時間がかかるのだそう。なので、解除をする場合はお早めに、もし更新時期が迫っているという方は新しいカードでオートチャージ解除をした方が確実かもしれません。
なお、更新時期についてはお持ちのPiTaPaカードの裏面にXX/YY(月/年)で記載されていますのでそちらをご確認いただくのがおすすめです。
PiTaPaがますます便利に
これまでICOCAの後塵を拝していた印象のあったPiTaPa。ですが、今回の導入によって関西圏での利用がより便利になることは間違いありません。
10月1日の導入の段階ではPiTaPaの定期券については導入されないようですが、定期券を買うほど使わない、という方にとっては非常に便利に利用できるようになるのではないでしょうか?
これまでPiTaPaを持っていなかったというからも、この機会にPiTaPaを持って出かけてはいかがでしょうか?