「何事も、つながっていないようで、どこかでつながる」中垣 由梨さん 生駒な人に聞いてみた vol.8

「二刀流」。大谷選手の活躍によりここ数年、2つのことを両立させると何かとこの言葉でもてはやされるようになった気がします。

 

仕事と家事、この2つを両立でも十分に「二刀流」といえるのではないでしょうか。今回、紹介するのは仕事、家事を両立させるいこママ・中垣由梨さん。

 

CODE for IKOMA 、そしていこまつうしんでも先日紹介したシビックパワーバトル 大坂夏の陣ではリーダーとして最優秀賞に導くなど、生駒に関する様々な活動に携わる中垣さん。

生駒生まれ、生駒育ちで今も生駒で子育てと仕事を両立させている生粋のいこママです。今回は、中垣さんの幅広い活動に焦点を当てご紹介。

 

デザイナーとしての活躍ぶりや、様々な活動について聞いてみました。

制作、写真撮影、WEB制作…。トータルでお手伝い

元々はWEBデザイナーとして活躍していた中垣さん。WEBデザイナーとして10年ほど仕事をした後、「子どもとの時間を大切にしたい」という想いで3年前に独立、現在はフリーで活躍をされています。

撮影協力 Kininaluさん

「個人でお仕事をされているところだと予算が限られているので、写真の撮影も含めてトータルで提案できるようにしています。」(中垣さん)

 

中垣さんが手がけるチラシは、得意分野を活かして活動している個人の方が多いのだとか。予算が限られていることもあって、もともと手がけていたWEBの制作や写真撮影などなど。幅広い領域のデザイン制作を行うことでサポートをしているのだそうです。

 

ちなみに、以前いこまつうしんでも紹介した「いこママまるしぇ」のチラシや、万燈会のチラシも中垣さんが制作したそう。

「思いが強い人ほど、本人の良さをわかっていないことも多くて。客観的に見ることで気づいてもらえるように打ち合わせを行うようにしています。」(中垣さん)

 

特徴や強みなどをじっくりと聞き出すことを心がけているのだそうです。

 

元々はWEBデザインを中心に手がけていたそうですが、独立を機にチラシや名刺の制作、写真撮影とどんどん活動の幅を広げているそう。最近では動画が手軽に閲覧できるようになったこともあり、動画撮影もできるようにと企画中だとか。

 

WEBデザイン、チラシの制作といった垣根を越え、個人で事業を展開する働きぶりはまるで総合広告代理店のよう。それくらい、多岐にわたってサポートしています。

ひとりでやってきたからこそ身になった

独学でWEBの知識を学び、もともと勤めていた会社でもWEBサイトの制作に止まらず、見積の作成から打ち合わせなどなど、当時から自分自身の業務の範囲を越えて働いていたという中垣さん。

 

「IT関連企業に入社し、WEBの制作担当になりましたが、もともとウェブサイトの制作にはそれほど知識がなくて。必死に独学で知識を身につけてきた力が、今につながっていると思いますね」(中垣さん)

 

独学で学び続けてきた「独学力」。これこそが、フリーになってからどんどんと活動の幅を広げ続けていることができている秘訣。当時からWEB制作にとどまることなく、ひとりで見積の作成や打ち合わせも行ってきたことがフリーになってからも役に立っているのだそうです。

生駒で活躍したいと思っていた

CODE for IKOMA、いこまち宣伝部、シビックパワーバトルなどなど。生駒に関わる活動に幅広く「どっぷり」と言っていいほど活動する中垣さん。

市の広報誌にも紹介されるなど、生駒で開催されるイベントに中垣さんの顔を見ないことはないといってもいいくらい(いこまつうしん編集部調べ)精力的に足を運んでいます。

 

「生まれ育った生駒で活躍するデザイナーになりたい、というイメージは独立した時になんとなく持っていた」(中垣さん)

 

独立を機に、地域のイベントに参加したり、活動に積極的に参加し続けることで様々な人との新たな出会いが生まれてきたのだとか。「生駒の人だから頼みたい」といった理由で依頼されることもあり、地元に密着で活動する事で好循環が生まれてきているのだそうです。

経験に基づいた総合的な提案が強み

しっかりとオリエンテーションを行い、チラシなどの制作を行うことが強みと話す中垣さん。お客様も地元の人。私も地元に住んでいるからこそ、頻繁に足を運ぶことができるのだそう。

 

子育ての経験、近くに住んでいるからこそわかる、自らの足で稼いだ地元の情報などなど。制作をはじめた当初こそ、「どういった形で自分の意見を伝えたらいいのか迷った」(中垣さん)

 

今ではチラシのレイアウトや情報の伝え方など、忌憚なく熱い意見を交わすことも。しっかりとコミュニケーションをとって制作するからこそ「伝えたいことがしっかりと伝わる」、「みんなが手にとって見てくれる」「中垣さんにお願いをしてよかった」と称賛されるチラシ創りの秘訣。

 

生駒で生まれ育ち、今も地元に住んでいるからこそわかる生駒の特徴や魅力。だからこそ、様々なイベントを訪れ、自分の足で稼いだ情報に基づいた提案力。PR会社などとは違った自身の経験に基づいた提案を行えるよう心がけているのだそうです。

生駒のことをより知るために…。その意外なきっかけとは?

今でこそ、生駒に関わる様々な行事やイベントに携わる中垣さん。生駒で生まれ育ってきたものの、今のように積極的に関わり始めた理由は意外なものだったのだそう。

 

「前職で、生駒に関わる仕事をすることになったのですが、当時は住んでいるだけで、実は地元なのに生駒のことをよく知らなくて…。当時の担当者から厳しい目を向けられていたこともあって、しっかりと生駒のことを知っておかないと仕事ができないな、という気持ちになりました。その当時は毎日胃がキリキリしていましたね(笑)」(中垣さん)

 

「生駒のことを知らないと仕事ができない」担当していた仕事に対する責任感から足を運び始めたのがきっかけだったのだそうですが、こうして様々な場面で足を運び続けたことが、その後の中垣さんに様々な縁をもたらしていくこととなります。

表に出ることで、自信がついた

「いこまち宣伝部」として活動をして来た中垣さん。この他にも、最優秀賞にあたるプロフェッショナル審査員賞を受賞したシビックパワーバトル 大坂夏の陣ではリーダーとしても活躍してきました。

そのきっかけには、「胃がキリキリする」ほど怖かったという当時の担当者が中垣さんにいこまち宣伝部をはじめ、様々な活動に対してやってみない?と誘ってくれるようになったから。

 

その一方、「人前で話すと体が震えてしまうくらい」緊張していたというくらい、人前で話すことが苦手だったのだそう。

 

そんな中垣さんでしたが、生駒で行われている活動で人前で話す機会をたくさん得ることで、今ではそんなに苦にならなくなって来たのだとか。「自分でもできるんだ」という自信につながったそうです。

 

「表に出たり、自分自身で情報を発信するのが苦手な方だったんですが、いろいろな活動して通じて生駒の人ってこんなに暖かい目で見てくれるんだ。ってことがわかりました。写真キレイやね、とか、仕事がんばってるね、などいろんな声を掛けてもらえて」

 

仕事だと「やって当たり前」というようなことも、周りの人が見てくれていることもあり、様々な賞賛の声をいただくことも多くなったのだとか。

 

こうした活動を続けていくことで、「苦手だった」という文章を書く力や、写真のスキルも身につけてきたそう。生駒を舞台に様々なチャレンジを積み重ねていくことで、本業であるWEBやチラシの制作にもいい循環をもたらしているのだそうです。

あとがき: 何事も、つながっていないようで、どこかでつながる

生駒を中心に精力的に足を運び、CODE for IKOMAをはじめ様々な活動を続ける中垣さん。自分の足で情報を稼ぎ、どんなイベントなのか見た上で制作に繋げる。そうした地道な活動が、地元の人たちの信頼を生んでいることを感じました。

 

イベントへ足を運ぶこと、いこまち編集部として写真を撮ること。直接的にはデザインと関係ないように見えることが、実は仕事への信頼や他にはない提案力につながる

 

何事も、点で見るとつながっていないように見えて、どこかで線になり、ひいては一つのデザインとなる。「つながっていないようでつながっていく」点を線にしていく地道な活動こそ、中垣さんの信頼の秘訣なのかもしれません。