≪5/1~6の6日間限定!≫宝山寺 獅子閣の春の特別公開が開催中

早いもので、5月に入りました。世間はゴールデンウイークということもあり、この週末にお出かけの予定を既に決めているという方もおおいのではないでしょうか?

 

今回はゴールデンウイークのおでかけにおすすめ。生駒を代表する名刹・宝山寺で期間限定で開催される特別公開の情報です。宝山寺では5月1日(火)から6日(日)までの6日間限定で「獅子閣(ししかく)」の特別公開が開催中。

 

重要文化財に指定されているこの建物。通常は非公開で、関係者以外は入ることのできない建物ですが、毎年ゴールデンウイークの期間と夏期、そして10月頃と年に数回特別に公開されています。

 

獅子閣とは?

宝山寺の獅子閣は、宝山寺の境内、明治初期に建てられた洋風の客殿。

正面から眺めると、とても社寺の境内にある建物とは思えない洋風な外観が特徴的な建物です。

 

らせん階段、柱に施された菊の彫刻や色ガラスなどの装飾は大変貴重な造りであることから国の重要文化財にも指定されています。

獅子閣の役目

獅子閣は建てられた当初から客殿としての役割を果たしており、皇族が宝山寺を訪れになられた際など、特別なお客さんが訪れた際の宿泊施設としての役目を果たし続けてきました。

そのため、当時非常に珍重された舶来物のガラスや釘などといった大変高価なものが用いられており、宝山寺の威厳をかけた様々な製品や技術が用いられています。

 

一方、特別な方が訪れた際以外は滅多に使われることのない場所であったため、建てられてから100年以上の歴史があるにも関わらずその年季を感じさせない状態で保存されています。

 

獅子閣のみどころ

国の重要文化財にも指定されている獅子閣。文化財として高い評価を得る建物ですが、その見どころについて紹介をしていきます。

 

和洋折衷の様式が特徴

獅子閣のみどころは、なんといっても和洋折衷の様式がふんだんに取り入れられた造り。

 

獅子閣の屋根は瓦が貼られた和風な造りとなっている一方、外壁等は漆喰の壁や洋風の窓が配置された造りに。

内部は2階建て。まず、1階の玄関から入ると特徴的なのが洋館を思わせる造り。アーチ状の扉に赤・緑・青の3色の色ガラスがはめこまれている姿はまるで寺院ではなく教会に訪れているかのような印象すら与えるくらい、西洋のテイストがふんだんに盛り込まれた造りになっています。

 

洋風建築の極致ともいえるらせん階段をあがると、2階には和室が。洋館のような印象から一点、2階にあがると和のテイストがふんだんに織り込まれています。

 

2階には10畳の和室が2間設けられており、違い棚や襖絵のほか、格天井などが。一見していかにも和の雰囲気を感じることができます。

調度品をはじめ、細やかなこだわりが!

獅子閣は素人目にも和洋折衷のテイストが伝わる造りだけでなく、調度品をはじめ、いたるところに細やかなこだわりが詰め込まれています。

和室の釘隠はいずれも同じものがあてこまれているように見えますが、中をじっと見てみるとひとつとして同じものはなく、微妙に向きが異なっています。じっくりと眺めてこそわかる細やかなこだわり。

欄間には絢爛豪華な獅子などの動物が彫り込まれた欄間ではなく、きめ細やかな筬欄間(おさらんま)が彫り込まれています。筬欄間は書院造の建物で良く用いられるものですが、洋風の建築の要素があるこの建物に調和したものとして彫られていると考えられます。

そのほかにも、和釘ではなく当時はまだ日本で生産されていなかった洋釘が用いられています。和洋折衷の建物では頻繁にみられるもので、もしかすると建てた人が「こんなものがあるんだぞ」と見せたくて洋釘を用いたのかもしれませんね。

 

距離感が非常に近いのが特徴

獅子閣の特別公開は文化財ということもあり、手を触れることはできないものの非常に距離感が近いことが特徴。

描かれている襖絵などを和室に上がり、目の前でその世界観をゆっくりと観ることができるほか、安全のため立ち入りが禁止されている給仕用に使われていたと考えられる階段以外はどのスペースも入ることができます。

 

寺社仏閣を訪れて、ただ流れるように観るだけといった形ではなく、その建物に込められた当時の建築家たちの息吹を感じることができる素敵な特別公開です。

ベランダからの眺望も素晴らしく、文化財に親しみながらゆったりとしたゴールデンウイークを過ごしたい方にオススメの特別公開です!

 

宝山寺 獅子閣の特別公開

▼場所

宝山寺(生駒市門前町1-1)

 

▼期間

2018年5月1日(火)~6日(日)

 

▼時間

9時~15時30分(受付) 

 

▼拝観料

中学生以上500円